ダイビングアシスタント歴のある著者が初心者の方には知ってほしい危険生物に関してをお伝えしていきたいと思います!
ダイビングでは綺麗な生物だったり、なかなか出会えない生物に出会えたりと感動する場面も多々ありますが、一方で出会ったときに棘や毒で危険をもたらす生物もいるんです。
万が一人体に影響をもたらす生物だった場合、知識があるかないかでは大きな違いとなります。そこで、危険な生物に関しては特にしっかりとお伝えし、ダイビングを始める方がこのブログを読んでおけば、大事に至らないように知識をつけていただければと思います!
また、著者がダイビング中に出会い感動をした生物について話をしていきたいと思います!
こんな海の生物には気をつけよう!
棘のある生物【ガンガゼやミノカサゴ・エイなど】
棘を護身として身に纏う生物ですが、どんな生物が思い浮かぶでしょうか・・
- ミノカサゴ
- ガンガゼ
- エイ
などなど、この棘を有する生物たち。もちろん海の中でいきなり襲ってくることはありません。知識不足でうっかり触ってしまった。またはいるのを気づかず足・手をついてしまった。うっかりによる事故のほうが多いです。
【ミノカサゴ】
綺麗で海の中で出会えれば思わず見とれてしまう外観の持ち主。
著者が一番海の中で出会いたい魚種です。実際に出会ったことがあるのですが、人間慣れしているのか、付いてきてくれてるかのように一緒に泳ぐこともできました。人懐っこいのかな?という印象を持つ魚種ですが、適度な距離を保つからだったのでしょう。身に纏った棘は毒をもち、絶対に手を差し出すようなことはしてはいけません。
優雅に泳ぐ姿を眺めているだけにしましょう。
【ガンガゼ】
雲丹の一種で長く細い棘が特徴です。
棘が細いため刺されても深傷にはならないものの、細く鋭い棘はウエットスーツも簡単に貫通してしまいます。また、棘が皮膚下で折れると厄介ですよね。基本はイシダイに捕食されないよう岩陰に隠れているようですが、波によって流され海中を漂うこともあるんだとか。
それにぶつかって刺された事例もあるそうなので、めったにないとは思いますが、ガンガゼがいるポイントは注意が必要です。
毒のある生物【クラゲ・フグ・カサゴなど】
メジャーな種類でこんなところでしょうか。この3種の分類でも種類にするとかなりの数になりますね。その他に詳しく話していくと…
- ヒョウモンダコ
- ゴンズイ
- ガンガゼ
- ウツボ
- エイ
- オコゼ
などなどと、上げればきりがないほど生きるための武器として毒をもつ生物がたくさん存在します。
特に出会いやすく注意が必要な生物をご紹介します。
【カツオノエボシ】
この生物は常に気泡体が海面に浮いているという変わったクラゲ。青く美しい外見とは裏腹に強力な毒を有しています。
刺されると激しく痛み、腫れや炎症を起こし重い症状では頭痛、吐き気、不整脈などを起こし死亡例もあります。
3月~8月頃と幅広い期間で太平洋側に生息していますので、綺麗な外見に惑わされず注意することが重要です!!
【オニダルマオコゼ】
カサゴの仲間でありは最も危険な有毒魚です。非常にカモフラージュに長けているため、石と間違えて近づくと痛い目に逢います。ス背ビレに猛毒を持っており、刺されると数時間に渡る激痛に襲われ、最悪の場合死に至ることも。刺されないためにも着底する際は良く足元を確認することが重要です。
こんな場所には気を付けろ?気づかぬうち触れて大惨事!
ダイビング中はマスクを着けているので普段よりも視界は狭まります。
そのため、気づかぬうち刺されていた!なんてことが起こりうるのです。
それを防ぐためにもどんな場所を注意する必要があるのか、正しい知識をつけておきましょう!
岩場
どんな生き物が潜んでいる?・・・ガンガゼ、ウツボ、ヒョウモンダコ
生物の隠れ家でもあり、われらダイバーとしても一息つきやすい場所でもありますね。
特に潮の流れが強い場所は潮に流されないよう生物が隠れており、尚且つダイバーも流されないように手をつくことが多くなります。
知らぬ間に手をついて刺されてしまうことがないよう岩に着地する前には必ず安全確認をしてくださいね。
ガイドロープ
どんな生き物が潜んでいる?・・・オニダルマオコゼ、カツオノエボシ
海中で頼りにするガイドロープにもなんと危険が潜んでいる場合も?!
海中のガイドロープでオコゼなどが休んでいる場合もあります。私がアシスタントで働いていたショップの店長にそのことを聞きました。万が一知らずにつかんでしまい刺されてしまったら…
ぞっとしますね。
棘や毒を受けてしまった時の対処法
棘を持つ生物に刺された時の対処法
棘は皮膚下に残らないようできる限り抜き海水で患部を洗いましょう。
棘が残ってしまうようなら病院へまた、棘を自身で抜くのが心配な場合は病院で処置してもらいましょう。
毒を持つ生物に刺された時の対処法
棘や触手を可能な限り取り除きましょう。また、海水・温水で患部を洗浄することです。
どんな小さな生物の毒でも念のために病院で処置をしてもらいましょう。
まとめ
危険生物がどこに潜んでいるのかだけでもしっかり把握するだけで楽しいダイビングが行えますよね。アシスタント中のシーズン真っ盛りはひと月で100本以上はダイビングを行った著者ですが、幸いにも生物より危害を被ることはありませんでした。
それもガイドさんたちに正しい知識があり、安全安心なダイビングをお客様に提供していたからでしょう。しかしながら、やるからにはみんなが正しい知識をつけ、無事に楽しいダイビングを行いたいですね。
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